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「財務省解体デモ」でも生じる、グループアイデンティティの話

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今週のお題「本屋さん」

 

誰も、あなたの事をわかってくれませんけど、

どうしますか?そんな問いかけから始まる、

 

 

「だれもわかってくれない 傷つかないための心理学」

を読んで、グループアイデンティティについて知りました。

 

まずはこの本に、出会ったきっかけからお話します。

 

自分は未熟な人間だから、他者から非難されても仕方がない

でも、何か否定的なことを言われたら・・・

「納得がいかない、誰にもわかってもらえない」

心の底では不満になり続け、悩みは強くなっていました。

 

なので、本書の内容には、とても興味を持てる状況で出会いました。

学んだことの中でも、特に役に立つ1点に集中して感想を書きます。

 

初めに印象に残ったことは、¨自分たちは公平に人を判断することができると思っていても、無意識のうちに認識をケチっていて、偏見で人を判断してしまうことです。

これが、本質的に理解できます。心理学の観点からの説明,ある実験結果に基づいてからの説明があり、とても腑に落ちながら学べました。

 

そんな中、特に面白いと思った点は、「あいつら」か「自分たち」どちらを使うかの、

ほんのちょっとの意識をするだけで「グループ・アイデンティティ」がすぐに変わることです。

 

私たちは、仲間を好み、ほかのグループを嫌うという考え方を、本能的に無意識でしています。それは、コインを投げてグループ分けした場合でも生じ、ほかのグループのあいつらより、「じぶんたち」のほうが

¨善良、勤勉、賢明、道徳的゛だと思いはじめます。

 

なぜ、こうなるのかというと自己概念と自己肯定感を決定づけるためには、グループが同じになった人(仲間意識が強くなった人)に対しても、ポジティブな見方をする必要があり、グループの成功が自身の栄光ともなるからです。

 

このように、「じぶんたち」という意識を強めるには、どんな共通点でも探せばいいということになります。普段は、あいつらは・・・と思っていても、簡単に¨自分たち゛になれます。

 

そう考えると、普段身の回りにいる人に対しては、私たちは!と言えるような話をするとポジティブに見られる可能性が上がるかもしれません。

そして、今話題の「財務省解体デモ」というグループにも、普段は敵対しあってるグループにいる人たちが、それには気づかず無意識にお互いをポジティブに見るように変わっているはずです。

グループアイデンティティの力は、凄いですよね!

 

✨皆さん最後までご覧いただきありがとうございます✨

 

本書には、他にも多くの心理学的な知見が詰まっています。もし興味があれば、ぜひ手に取ってみてください。新たな発見がきっとあるはずです!

 

 

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